－－初巣立ち－－
バシーの南波騒ぎ妖雲北に動くとき 制空の意気勇ましく 若き雛の初巣立ち
紺碧の空仰ぎつつ 羽ばたき高く飛ばんとす
扶桑の速きに競わんと一博万里の意気燃ゆる 血潮高鳴る若人が雄図勃勃
雌伏しつ 五年の技は今成りて 図南の翼張られたり
思い出深き下志津のコバルトの空なつかしや 銀翼初夏の陽に光り エンジン高く
響くとき 西に聳ゆる富士の峰 東に逆巻く太平洋
三方ケ原に夜は更けて天籟寂寞声も無く 久遠の神秘に閉さるる 天帝の窓叩くとき
北斗静かに瞬きて 南薫ほのかに頬を撫ず
ああ快なりし年月は早くも此処に過ぎ行きて 空の護りの重任を 担いて起てる
健男子 誓いし名残の翼別かち 東に西に飛ばんとす
乙蜜台に月清く椰葉茂れる塀東や 太刀を洗いし武者の なお立川に遠江に
滋賀の湖各務原 磨かん心練らん技
30年近く前、今は亡き親父が酔って帰るとよく風呂に浸かりながら歌っていた軍歌。
当時住んでた家は１階の風呂場の真上に自分の部屋があって、うるさいくらいに何度も聞かされたので、歌詞やメロディーもだいたい憶えてしまった。
しかし、何という曲でどこで憶えたのか聞く機会が無かったのが今となっては惜しまれます。
その後、ネットで調べて題名と歌詞だけはわかったのですが（親父が歌っていたのは１番から３番くらいだった）、
それ以外の情報はみつからなかったので、忘れないうちにメロディーを採譜しようと思ってソフトに打ち込んでみました。
（親父がどれくらい正確に歌っていたのかわからないし、自分の記憶も薄れかかっているので、間違っているところもあると思います）
もしこの曲をご存じで何か情報（音源や楽譜等）をお持ちでしたら何でも構いませんので、下記のメールアドレスまでご一報ください。
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(2022/02)